血圧サージの危険度チェックとその予防 タオルグリップ法がオススメ

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血圧サージとは

さまざまな病気の引き金となる高血圧。
あなたの血圧はどれくらいでしょうか。

ちなみに高血圧のガイドラインは
健康診断で最高140 / 最低90mmHG,
家庭では最高135 / 最低85mmHG です。

あなたの血圧がこれ以下であれば
ひとまず安心と言えるでしょう。

ただ正常な値の人でもある時だけ
血圧が急上昇することがあります。

例えばふだんの血圧が120前後の人でも
ある特定の時間に150以上に上がる場合があります。

人間ドックで測定したときは平常値でも
早朝や深夜などに急激に血圧が上がったりします。

こうした血圧の急上昇は
“血圧サージ”と呼ばれます。

NHKスペシャルやガッテンなどでも
その特集が組まれ大きな注目を集めています。

ちなみにこの「サージ」というのは英語で
「波となって打ち寄せる」「急上昇する」
などの意味があります。

普段は正常値の血圧が何かのきっかけで
大波が押し寄せるように急激に上昇するのが
この血圧サージの大きな特徴です。

血圧が急激に変動するたびに
体の中の血管は収縮と拡張を繰り返すため
大きな負担がかかります。

血圧サージによる心臓病や脳卒中のリスクは
正常な人の2倍から4倍にもなります。

血圧サージによって血圧が上がると
血管の壁が強く押されて引き伸ばされます。
その後,血圧が下がると壁は元通りに縮みます。

この伸び縮みが日常的に繰り返されると
血管の壁はしだいに柔軟性を失い
固く厚くなっていきます。

こうなると血管は柔軟性を失い
血圧の急激な変化に対応できなくなって
破裂する可能性が高まります。

その結果として脳卒中や心臓病,認知症など
さまざまな病気を引き起こす可能性があるのです。


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血圧サージ危険度チェックリスト

このように恐ろしい血圧サージですが
その自覚症状はほとんどないため
本人も全く気づいていないことが多いのです。

以下にNHKスペシャルで放送された
「危険度チェックリスト」をご紹介しましょう。

1) あなたは65歳未満ですか 65歳以上ですか?

あなたの年齢が65歳未満なら0点,
65歳以上なら1点です。

2) あなたのBMI(体格指数)とは25未満? 25以上?

BMI = 体重(kg )÷身長(m)÷身長(m)

身長は m(メートル)が単位なので
例えば身長150cm 体重50kgの人だと
BMIは 50 ÷ 1.5÷ 1.5 = 22.2222…となります。
この数値が25未満なら0点, 25以上なら1点です。

3) 深夜にトイレに行く?

1度も行かないという人は0点。
1回程度は行くという人は1点,
2回以上行くという人は2点です。

4) 日中眠くなることがある?

ほとんどないという人は0点,
よく眠くなるという人は1点です。

5) 味つけの濃い料理が好きですか?

好きではないというという人は0点,
好きな人は1点, とても好きなら2点です。

6) 果物を食べますか?

果物をよく食べるという人は0点,
あまり食べない人は1点です。

7) 1日1合以上,週4日以上お酒を飲みますか?

飲む量がこれ以下の人は0点,
これと同じかそれ以上の人は1点です。

ちなみにお酒1合に相当するアルコール量は
ビールなら大瓶1本,ワインならグラス3~4杯程度,
ウイスキーやブランデーでとシングル2杯程度です。

8) タバコを吸いますか?

吸わない人は0点, 吸う人は1点です。

チェックリストはここまでです。
あなたの得点を合計してみてください。

合計得点が6点以上の人は血圧サージのリスクが高いです。
4点から5点の人は中程度のリスク,3点以下は安全レベルです。

NHKスペシャルには
なんと15万人もの回答が寄せられました。

その内訳を見るとリスク高が10%,リスク中が36%,
リスク低が54%という結果でした。

男女別に見ると女性は7割がリスク低だったのに対し
男性のリスク低は4割にとどまりました。


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血圧サージの原因と予防法

血圧サージはなぜ起こるのでしょうか。
その鍵を握っているのが交感神経です。

交感神経が興奮するとノルアドレナリンが分泌。
すると末梢血管が収縮し血圧が上がります。

朝起きると交感神経が活発になり血圧が上がります。
夜になると交感神経の働きは鈍くなり血圧が下がります。

ところが交感神経の働きが過敏になると
朝起きると同時に活動が急激にアップして
血圧サージを引き起こすのです。

その原因となるのが加齢,肥満,飲酒,喫煙,
塩分の摂りすぎやストレスです。

震災で多大なストレスを受けた人の多くに
血圧サージの症状が出たそうです。

血圧サージの可能性があるかどうかを知るには
毎日,血圧を測るのが最も有効な方法です。

血圧サージは朝に起こりやすいため
起きて少し活動した後に測るのがオススメ。

最高135mmHg以上の日が多かったり
5日間の幅が20mmHgあったら要注意です。

毎日定期的に血圧を測ることで
どういう生活をしたときに血圧が上がるのかを
具体的に把握することができます。

番組で紹介されたあるお年寄りは
朝の血圧が高くなりがちでした。

その原因の一つが朝早くから農作業です。
力仕事で交感神経の活動が活発になりすぎて
血圧サージを引き起こしていたのです。

そのためこのお年寄りは
朝起きて朝食を摂った後,少しゆっくりして
その後に農作業を行うようにしました。

また塩分やタバコを控えることで
朝の血圧は100前後で安定するようになりました。

このように毎日血圧を測ることで
どんな生活をすれば血圧がどう変わるのかを
自分の経験から判断することができるようになります。


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血圧サージに有効なタオルグリップ法

仕事や家事,育児などで忙しい人にとって
毎日血圧を測るのはちょっと難しいと思います。

そんなあなたにオススメなのが
“タオルグリップ法”という血圧サージ対策です。

やり方はと~ってもカンタンで
丸めたタオルを全力の3割程度で2分間握るだけ。
たったこれだけで血圧が下がります。
(効果には個人差があります)

その理由ですが,何かを握ると
手首から肘にかけての血圧が高くなります。

その情報をとらえた脳は
腕の血圧が上がりすぎていると判断し
交感神経の働きを弱めるのです。

これを繰り返すことで交感神経の働きが弱まり
血圧サージを防ぐ効果が期待できるというわけです。

ポイントは全力の30%で握ること。
でも握力の計算なんて普通はできませんよね?

そのために最も適した素材が
なんとタオルだったのです。

血圧サージの傾向がある人たちが
このタオルグリップ法を1カ月間試したところ
12人中10人に効果が認められました。

そのやり方を具体的に説明しますね。
使うのは一般的な細長いフェイスタオルでOK。
このタオルをタテに1回,ヨコに2回折ります。

その後,タオルをおしぼりのように丸めて握ります。
親指と他の指がくっつかないように握るのがポイント。

これで2分間無理なく握っていられる程度の力が
30%の力というワケです。

回数と頻度の目安ですが左右2回ずつ合計4回,
これを1日おきに4週間続けましょう。

私たちの体に大きな影響を及ぼす血圧サージ。
自分の血圧を小まめに測ることで状態をしっかり把握し
効果的に予防したいものですね。

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