コレステロールの基準値(厚生労働省)にはない“超悪玉” コレステロールの正体とは?

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コレステロール基準値内の数値でも安心は禁物?

今日はコレステロールの話題をお届けします。
さまざまな病気の原因となるコレステロール。

その値が高いと血液がドロドロになって
高血圧,動脈硬化,心筋梗塞,脳梗塞など
深刻な状態につながる可能性もあります。

ところが心筋梗塞を発症した人の約半数が
LDLコレステロールの値が正常値であることが
最近の調査でわかってきました。

そのため人間ドックなどの血液検査で
コレステロール値に問題がないからと言って
自分は大丈夫だと安心するのは禁物です。

検査では正常値の範囲内なのに
なぜこんなことになってしまうのでしょうか。

その前にそもそもコレステロールとは
いったい何なのかを確認していきましょう。

血液検査の結果票には
次のような項目が表示されています。
( )内の数値は正常値です。

・総コレステロール (128~219mg/dL)
・HDLコレステロール(40~96mg/dL)
・LDLコレステロール(65~139mg/dL)

HDLはHigh-Density Lipoproteinの略で
一般には“善玉コレステロール”と呼ばれています。

LDLはLow-Density Lipoproteinの略で
“悪玉コレステロール”と呼ばれています。

そもそも善玉と悪玉というのは
いったい何が違うのでしょうか。

コレステロールは細胞の中に存在しています。
細胞の周りには「細胞膜」というものがありますが
この膜を作る材料になっているのがコレステロールです。

つまりコレステロールは
私たちの体に絶対に必要な成分なのです。

細胞内のコレステロールが劣化すると
古いコレステロールは回収され,
新鮮なコレステロールが補給されます。

ところが補給の際に余ったコレステロールは
細胞内に取り込まれず血液中に放出されてしまいます。
実はこれが悪玉コレステロールの正体なんです。

この悪玉コレステロールを見つけた免疫細胞は
外敵だと思って食べてしまいます。

ここまでは特に問題ないのですが
コレステロールを食べすぎた免疫細胞は
やがて死んでしまいます。

それが血管の内側に付着することで
動脈硬化やプラークなどの原因となり
血管のトラブルを引き起こすのです。


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超悪玉コレステロールの存在が明らかに!

コレステロールの基本がわかっところで
いよいよ本題に入りましょう。

LDLコレステロールの値が正常値なのに
なぜ心筋梗塞などの病気になってしまうのでしょうか。
その答えは“総コレステロール値”に隠されています。

普通に考えればHDL(善玉)コレステロールの値と
LDL(悪玉)コレステロールの値を足したものが
総コレステロールの値になるはずですよね?

ところが実際の総コレステロールの値は
この2つを合わせたものより多くなっています。

なぜこうなるのかといいますと
実はもう一つのコレステロールがあるからです。

その名は「レムナントコレステロール」。
その意味は“残り物”です。

「Non-HDLコレステロール」などと
呼ばれることもあります。

さてこのレムナントコレステロールは
善玉と悪玉のどちらなのでしょうか。

実は血管の内側に付着して問題を引き起こすのが
このレムナントコレステロールなんです。
つまり“超悪玉”コレステロールというわけです。

前章で免疫細胞が血液中のコレステロールを
外敵だと思って食べるという話をしましたよね。

免疫細胞はこのレムナントコレステロールも
外敵だと思って食べてしまいます。

問題は免疫細胞が食べる量です。
なんと悪玉コレステロールの4倍にもなります。

免疫細胞は普通の悪玉コレステロールよりも
このレムナントコレステロールが大好きなんです。

レムナントコレステロールを
大量に食べた免疫細胞はどんどん死滅するので
血管の壁に付着する量も増えていきます。

健康診断の数値が正常でも
このレムナントコレステロールの値は
検査結果には表示されていません。

でも実際には善玉コレステロール,悪玉コレステロール
そして超悪玉のレムナントコレステロールの値を
すべて合わせたものが総コレステロール値なのです。


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コレステロールを下げる食べ物

ということでさっそく
総悪玉コレステロールの値を計算してみましょう。

お手元に血液検査の結果票をご用意ください。
計算の仕方は超カンタンです。

総コレステロールの値から
HDL(善玉)コレステロールの値を
引いてみてください。

この値が悪玉と超悪玉の
両方を合わせた数値ということになります。

この数値が150以上はやや危険。
170以上は危険ということになります。

悪玉と善玉の数値が正常値の範囲内なら
ほとんどの人は大丈夫だと思います。

しかし善玉,悪玉,総コレステロールの3つの値が
すべて正常でも150を越える場合がありますので
注意が必要です。

今までの検査では問題なしでも
レムナントコレステロールが絡んでくると
安心してはいられないというわけです。

最後に悪玉コレステロールを減らすための
食生活をチェックしておきましょう。

1) 食べ過ぎは総悪玉コレステロールを増やす

食べ過ぎは肥満の原因にもなり
さまざまな病気を引き起こす元になります。
暴飲暴食は絶対にやめましょう。

2) 大豆や野菜など食物繊維をたくさん摂ること

食物繊維はコレステロールの吸収を抑えるので
総悪玉コレステロールの量を減らすことができます。

3) 青魚をたくさん食べる

青魚にだけ含まれているEPAは
総悪玉コレステロールを下げる働きがあります。

というわけで今日はコレステロールについての
最新の話題をお届けしました。

日々の食生活に細かく気を配り
健康な毎日を過ごしていきましょう!

シェアありがとうございます

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